■ ビジネス文章の常識と礼儀
ビジネス文書の常識としてまず必要なことと問われればまず第一に正確な表現であり解りやすく、つまり読みやすい、伝えたい情報に誤りがないということに尽きる。
相手方や、社内においていかに経費のロスを少なくし、経費ばかりでは信頼まで失うかもしれない、数値の誤りなどはその典型でしょう。
7を1に間違えて伝えるようなことでは、仮にもしその他の文章が100点であったもそのビジネス文章は0点としか捉えられなくなってしまう。
ではビジネス文章は正確無比な文章の塊でも構わないのだろうか?・・・・例えば、相手注文先に「罫紙A4 100冊 5月16日日着 社内注文番号110」とだけの注文書を送ったとしよう。
もちろん、相手との関係上を考えれば、これで充分かもしれませんが、しかし無味乾燥にも考えられますし、ぞんざいな扱いにも捉えられます。
人と人の関係もそうですが、会社対会社の関係は必ずしも上と下といった上下関係だけではない、例えば上記ように購入者と使用者といった関係とは別にお互い同じ立場で購入者でもあり使用者でもあり得る場合も多い。
世の中どんなふうに変わって行くかもしれないのです、このような場合例え簡単な注文書であったも基本的礼儀をわきまえる必要があります、将来を見据えた大人の対応が必要です。
「貴社の御清栄大慶に存じます、お忙しい中でのお手配よろしくお願いいたします、罫紙A4 100冊 5月16日日着 社内注文番号110」
といった文章であれば受ける印象は別物になってしまいますね、このようにビジネス文章は感情が入り込む要素がなさそうであっても、文章の書き方一つで変わってしまいます。
ビジネス文章からあなたの礼儀作法と品位が必ず見え隠れします、ビジネスにおける文章が正確でさえあればいいという無頓着な考え方ではあなたの将来の方向性に暗い影も見え隠れします、相手に好印象を与えることは、思わぬビックチャンスをもたらすことも多いのです。
常に真っ先に相手を考え、そして自分を考える文書づくりを目指して努力してみましょう。