始末書(売掛金回収不能)
○ 始末書を書く上で、就業規則があります、例えば「就業規則に照らしていかような処分を受けても異議はありません」といった使い方をしますが、この「いかような」といってもあくまでも「就業規則」内という定めの範疇です、それを逸脱することは会社はできません。
○ 時と場合によっては保証人連帯する場合もあります。
○ 会社で始末書を提出させることは、反省を求めることが主の目的ですが、当然に処分の一つです、つまり失態の程度によって、上司に叱咤されてすむ場合、始末書を書かされる場合、まして減俸、降職・一定期間の停職いろいろな場合がでてくるでしょう。
______________________________________
始末書(売掛金回収不能)文例
私の担当しておりました得意先である株式会社○○商事が、平成○○年○月○日に一回目の不渡りを出しました、2回目の不渡りを待たずに、社長である鈴木○○氏は破産宣言を行い、当社の売掛金参拾万が回収不能の見込みとなりました。
株式会社○○商事につきましては、昨年末より経営不振の評判もたち、極力売掛金の縮小に勤めてきましたが、取引の安全と債権確保の万全を期する点において不十分だったことを深く反省します。
今日のようなめまぐるしくも厳しい経済情勢下におきまして、取引先の内情を熟知することができず、会社にご迷惑をおかけしたことは誠に慚愧の念にたえません。
再びこのような失態をおこさぬようお誓い申しあげます。
平成○○年○月○日
営業二課 齋藤○○ 印
株式会社日本○○製作所
代表取締役 今野○○殿
______________________________________
○ またビジネス文書における始末書とは決して、左内に限ったことではなく社外の取引先に送る場合もある、あながち強硬な手段かもしれませんが、誠意が通じれば納得いていただける場合も多い。